二○○○万円のお客さんならいくらでもいるわけです。たとえ一○○億円のものを買っても五○○に割ればいいわけです。これが二つ目の原則です。三つ目の原則は、人口のないところには行かないということです。カナダやオーストラリアも見て回りましたが、マンションを建てても「けだもの」に住んでもらうしかない(笑)、借りる人を探すのがむずかしいという状況なのでやめました。多くの人がオーストラリアに投資してしくじっていますが、不動産というものは、人の集まるところでやらないとダメです。これが三つの原則で、私はこれを守ったわけです。
【今のような状況はマイホームをもつ人にとっては有利なのでしょうか?】家がほしいという人は絶えず出てくるわけで、その需要に対して不動産会社が住宅を供給してきました。しかし、昨今では、住宅を高く買い過ぎたために金繰りができず、「売りたい人がいっぱい」という状況です。一番の高値から見ると半額まで下がって落ち着くでしょう。現在、銀行に管理されている不動産会社がかなりあります。ですから、総量規制がはずれてお金が借りられるということになったら、買いたいというところも多少出てきますが、依然として売りたいという人が多くて買いたいという人が少ないので、金融が緩んでも、不動産は上がるのではなく下がるのです。その時期は一年ぐらい続くと考えるべきです。銀行は、自分の金だけ回収すればよく、相手の会社がどうなろうと構ったことではないんですよ(笑)
